断食をします。1日目

健康

思いつきで始めた断食。

書きたい気持ちが高まったので、夜更けにこれを書いています。

本当はお洒落にファスティングと言いたいところなのですが、断食で行きたいと思います。

なぜ、断食をするのか

  • 身体をリセットしてみたい。
  • 悟ってみたい。
  • スッキリしたい。
  • 痩せたい。

というのも、断食を思い立った前日に焼肉をいただく機会があり、特に食べ過ぎでもないのに苦しかったのがきっかけです。帰宅して30分も動けずにじっとしていました。スッキリしたい、どうせならとことんスッキリしたいと思ったのですね。

悟りについては、釈迦が菩提樹の木の下で悟りを開いたのは断食中ではなく断食後だった、つまり食べちゃった後に悟っちゃった、という話は有名なようなので載せておきます。

釈迦は教えを乞うためにアーラーラ・カーラーマ、ウッダカ・ラーマプッタという師のもとで瞑想修行に励みますが、納得できる答えを得ることは叶いませんでした。やがて「自らの手で答えを見つけなければいけない」と考えた釈迦は、呼吸を制限する修行や太陽の直射日光を浴び続ける修行、断食といった、過酷な修行に取り組むようになります。しかし肉体に苦痛を与えるとともに、精神も鍛える苦行を続けた釈迦は、悟りを得るどころか徐々に心身が衰えていくばかりでした。

6年もの長い間、苦行を続けるも何の教えにもたどり着けなかった釈迦は、ついに苦行を放棄し、近くの川で身を清めます。衰弱し、今にも力尽きそうだった釈迦でしたが、通りかかった村娘のスジャーターから乳粥を施され、なんとか気力を回復します。

「琴の弦はきつく締めすぎると切れてしまうが、緩く締めると音が悪い。琴の弦は、適度に締めるのが望ましい」というスジャーターの歌を聴いた釈迦は、苦行が間違っていたことに気がつきます。

スジャーターの働きかけで心身ともに回復し、決意も新たにした釈迦は菩提樹の下で座禅を組み、瞑想を行います。途中、悪魔や鬼神の脅しや誘惑を受けるも、強い決意を抱いた釈迦は惑わされることなく、ついに悟りの境地に至ります。釈迦が35歳のときでした。

https://www.toyo.ac.jp/link-toyo/culture/buddha

これを念頭に置いておけば、悟るまで断食を辞めない、などという暴挙に出ることもないでしょう。

倒れるまでやるとかそんな根性もないので、やはり釈迦は凄いとしか思わざるを得ませんが。

一般的なファスティングの、あっ。言っちゃった・・・断食の効果ややり方については、酵素関連商品の販売会社や美容クリニックなどのサイトなどで大まかに情報を掴みました。

ファスティングマイスターなる資格もあるらしく、何でも資格になるんだなあと感心してしまいます。

忙しい現代人の方が、限られた週末や長期休暇を利用して、安心安全に断食を成功させるためには、プロのサポートを受けるメリットは大いにあるのではないでしょうか。

今回の断食スケジュール

初めての断食ということもあり、準備期間3日→断食3日→回復期間3日 の予定です。

断食本番は金土日の週末3日間にしてみました。特に意味はないのですが。

もっとお手軽な1日断食や16時間断食などもあるそうです。

準備期間

通常の生活からいきなり断食に入ると身体に負担がかかるらしく、準備期間を設けます。また、断食のデトックス効果:スッキリを最大限に発揮させようとするならば準備期間を設けた方がよいそうです。

具体的には、準備食(消化の良い和食中心、『まごはやさしい』の魚抜き)をいただくだけなのですが、何かをプラスするというより、減らしていく内容の制限が中心です。

私の場合は以下もやりましたが、厳格な方法では固形物を徐々に減らし断食本番に備えるようです。細かすぎるのは向いていないので今回はこれが限界。

  • カフェイン…コーヒーは勿論、お茶の一切を飲みませんでした。水か湯冷ましのみ。準備期間の2日目にカフェインの離脱症状が頭痛として出てきていたので、やはり断食前に抜いておいてよかったと思います。断食中に頭痛まであったら正直乗り越えられるか不安です。
  • 白砂糖と人工甘味料…白砂糖ほどの依存性はないであろう甜菜糖(ビーツから作られる茶色いお砂糖)とみりんで頑張りました。蜂蜜も大丈夫そうですよね。よく思うのですが、脳へのダメージを考えると、精製されていようがいなかろうがあまり砂糖はよろしくないのかなと。
  • うま味調味料・添加物…完璧に排除はできていないでしょうが、原材料表示をパッと見てわかるものだけでも避けときました。
  • 加工食品…ハムやソーセージ、ちくわなどの練り物ですね。おでんの練り物が食べられないのはさみしくもありました。
  • 油っこい料理…揚げ物は全部カット。じゃこと揚げ大豆のおかずが好きなのですが、食卓にあるのに食べられないのは何とも言えず辛かったです。そんな時は代わりに納豆を食べていたのですが、消化のことを考えると、豆乳くらいの方が良かったのかもしれません。
  • 動物性食品…チーズ・ヨーグルトなどの乳製品は元々あまり食べないので余裕です。肉・魚は身を食べなければOKとしました。かつお出汁などはOKということです。市販のコンソメやブイヨンは添加物が気になるので、結局自分で昆布出汁を取ることになります。べジブロス(野菜出汁)を作っておけばよかったです。同じものばかりでは飽きるので。
  • 不溶性食物繊維…準備期間の途中で知りましたが(走りながら武器を拾うスタイルでやっています)、サツマイモなどの不溶性食物繊維は消化器官に負担をかけるらしく、逆に便秘などの原因になることがあるそうです。焼き芋やリンゴ、ぶどうを皮つきで食べてしまい、まんまと断食1日目が便秘となりました。ただ、身体が断食をしていることを知っていて、今腸にある栄養分を出来るだけゆっくり使って3日間もたせようとしているならすごいことです。そんなことがあるでしょうか。このまま断食終了まで便秘は嫌です。
  • アルコール…元々飲まないので余裕です。
  • グルテン…小麦粉の一切をカット。準備1日目は普通の白ご飯。2日目の昼から雑炊→5倍粥→10倍粥にしてみました。10倍粥なんて食べるだけでも大変。作る量を間違えたのでしょうか。1食分がお茶碗2杯半くらいになってしまいました。
  • 塩分の濃いもの…お漬物や佃煮が豊富にある我が家。色々と手を出したくなりましたが、自家製の梅干しのみをOKとしました。

余談になりますが、野菜は無農薬が当然との意見が散見します。ぶどうは農薬あったかもなあ。

ほとんど塩味のお粥かお雑炊を食べていましたので、次回は準備食のバリエーションを豊富にしておきたいですね。

ルールを守っていれば自然と薄味になるからか、日に日に味覚が冴えてくるのがよくわかりました。一口一口が幸せに感じられるし、よく噛んで食べるようになるので、毎度の食事がありがたく感謝の念でいっぱいになります。

断食1日目を終えて

昼ごはんの後はいつも若干眠気があったのですが、何も食べていないので睡魔もやってくることなくまあまあ活動的に過ごせていたと思います。

3日間の断食を乗り越えるためには3日間眠り続ければいいんだ。かんたーん。

なんて言っていた前日の自分に教えてあげたいです。寝れんよ、と。

夕方過ぎについにお腹がグゥーっと鳴りました。

胃の中が空になりましたよ、の合図です。

さあ、ここからです。

水分不足にならないように2時間毎に水を飲んでいましたが、夕飯の時間から1ℓ以上飲みました。普段こんなには飲みませんが、他に何も胃に入れていないのでスイスイ入ります。

この日は水道水の湯冷ましを飲んでいたのですが、普段は気にならない鉄分を感じたりもしました。とてもおいしいお水、とは言えない感じなので、レイキでまろやかな水にしてみましたが、鉄っぽさは騙し切れなかったので、明日はミネラルウォーターを買ってこようと思います。

少量の梅干しや酵素ドリンクなどで食事の代用をし、栄養不足にならないように進めていく断食もあるのですが、特に体調の変化もないのでこのままいけそうです。

ただ、夕飯時に私だけ水の他何もないのが淋しくもあり、ヒマラヤソルトと粗塩をちょこっとだけいただきました。形だけでも家族団らんに参加したかったので、わざわざお皿に盛ってみました。気分はみんなとお食事してる感じになれるのでこれはおすすめです。

何か口にすると悟りから遠ざかってしまうような気がしてモヤモヤしましたが、多分釈迦もミネラル補給のために土とか舐めとったに違いない。だから大丈夫。一緒一緒。

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