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金刀比羅宮③ | Midoro Blog

金刀比羅宮③

スピリチュアル

こんぴらさん参りの続きです。

そろそろまとめたい。

本宮

やっとこさ辿り着きました。

ここまで30分くらいかかったでしょうか。

いや、もっとかも。

拝殿です。

最後の階段を登りきってすぐ。

大きすぎて正面から写真に収めるには工夫が必要かも。

お賽銭箱の前が階段ではなくスロープになっています。

最近は参拝の方のマナーがよくて、どこへ行ってもお賽銭箱の前で長時間念じている方は滅多に見なくなりました。

ご祭神は、

大物主神(おおものぬしのかみ)・・・スクナヒコナに去られて国造りに悩んでいたオオクニヌシの元に、海のかなたから光り輝きながらやって来た。国造りを一緒にする代わりに三輪山に祀ってくれない?と望んだ神様。オオクニヌシの和魂(にぎみたま)との説も。海の神様として名高い。雷神としての性質もあるとする説あり。

ご利益盛りだくさん。縁結び・夫婦和合・子授け・安産・五穀豊穣・養蚕守護・医薬・病気平癒・殖産・交通・航海守護・商売繁盛・方除・造酒・人間生活の守護・禁厭(まじない)・農業守護・心願成就

金刀比羅宮の他には奈良の三輪山の大神神社(おおみわじんじゃ)などが有名。

エピソードも盛沢山すぎて書ききれない。

いつかオオモノヌシだけで記事を書きたいくらいあります。

崇徳天皇(すとくてんのう)・・・第75代天皇〔在位 保安4年-永治元年(1123-1141)〕で、諱(いみな)は顕仁。保元の乱(1156)の後に讃岐国(現在の香川県)にて金毘羅大権現を崇敬し、境内の「古籠所」に参籠(祈願のため、神社や寺院などに、ある期間こもること)。讃岐で崩御される。

拝殿で無事に到着したことのお礼などをお伝えしたら、次は奥社を目指します。

奥社までの距離は約1.2キロメートル、石段は全583段です。

常盤神社(ときわじんじゃ)

ご祭神は、

・武雷尊(たけみかづちのみこと)・・・イザナギがヒノカグツチを斬った時にカグツチの血から生まれたとされる剣の神様。名前に雷があるように雷神でもあるようです。武の神としてメジャーで武道場に祀られていたりします。国譲りの三番目の使者として高天原から堂々鳥船に乗って出雲のオオクニヌシの元へ派遣され、国譲りを成功させたことでも有名。ちょっとかっこいい。

・誉多和気尊(ほんだわけのみこと)・・・第15代応神天皇の生前の名とされている。仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)と神功皇后(じんぐうこうごう)の間に生まれる。神功皇后が神がかって産んだ神の御子、というわけで死んだ後の諡号(しごう、贈り名)が応神となった。稲荷社の次に多いとされる八幡様もこの方。

白峰神社(しろみねじんじゃ)

なかなか大きな神社です。

ご祭神は、

・崇徳天皇(すとくてんのう)・・・第75代天皇。改めてここにも祀られているんですね。生い立ちから崩御されるまで色々ありすぎましたね。諸々忍びないです。我々がよい世の中を作りお見せしたいです。

・待賢門院(たいけんもんいん)・・・崇徳天皇の御母。お母上と合祀とはだいぶ気遣われていますね。

・大山祇神(おおやまづみのかみ)・・・木花咲耶姫(このはなさくやひめ)や磐長姫(いわながひめ)を娘に持つ山の神。娘の方が今ではよく知られるようになった気がします。

白峰神社の周りは少し広くなっており、座って休める場所もありました。

美しい社殿に見とれて足を止める人もちらほら。

しばらく進むと出てきた亀。

なぜここに亀が。

玄武や霊亀と金刀比羅宮の関わりは不明でしたが、亀が好きなのでつい撮ってしまいました。

菅原神社(すがわらじんじゃ)

勿論ご祭神は、菅原道真命(すがわらのみちざねのみこと)です。

ちょっとやそっとじゃ近づけない感じ。

しばらく進むとご休憩所もあります。

お手洗いはありません。

中にベンチがあります。

ここからの眺めはなかなかでした。

さらに階段は続きます。

奥社まであと一息です。

巖魂神社(いづたまじんじゃ、通称「奥社」)

表参道からの石段の数は全1,368段。

やっと着いた。

ご祭神は、

・巖魂彦命(いづたまひこのみこと)

教祖 厳魂彦命はこの戦国時代、生駒家の家臣 井上四郎右衛門の子として生まれ、早くから和漢神仏の学を修め、「宥盛」と称し高野山に入り修行をして第四代象頭山金毘羅大権現別当金光院主となりました。

このころ、当社の境内も荒れはてていましたので、教祖は全身全霊を大神さまに捧げて日夜社頭の復興に心をくだきました。そのかたわら日本国内を巡り民衆を案じいたわり、人の道を説き、金刀比羅の大神さまのご神徳を広め、病者や悩める人々を救いました。

このような教祖の努力によりまして当社に参詣する人々が続々と押し寄せたものの、永く続いた戦いのため民衆が救われることはありませんでした。

慶長18年癸丑正月6日、暗雲たれこめ風雨荒れ狂う日、教祖は金刀比羅の大神さまの力をかりて国内が安らかに治まるよう願い、また自ら神となりて民衆を案じいたわるために〝三代後には生まれ変わって、琴平山を揺るぎ無くしっかりした状態にする〟と予言を遺してお亡くなりになりました。

その後、教祖は神域内の観音堂に祀られ、三代後の宥典別当の時になりますと、予言どおり金刀比羅宮の境内は立派になり益々発展しました。

明治維新後、観音堂が廃止されてからは、お名前を「厳魂彦命」と改め、厳魂神社にお祀りしています。

https://www.konpira.or.jp/ARCHIVES/center/founder/page.html

と、いうことです。

ここまで来ると、腰を落ち着かせ一休みする人や、お守り授与所もあるので、大勢の人で賑わっていました。

私もこちらで御朱印をいただき大満足です。

珍しく家族が天狗のお守りを買って喜んでいました。

天狗のお守りは渋い色合いでメンズっぽいデザインです。

威徳巖(いとくのいわ)

お社の左手の断崖です。

巖魂彦命が参籠された跡とのこと。

天狗と烏天狗の彫り物が見えます。

一見、どこにあるかわからないですが、上の方です。

近くにいた子どもが指差していたので見逃さずに済みました。

子どもってすごいわ。

奥社まで来ている子どもたちの中には、3~4歳くらいのお子さんもいてちょっとびっくり。

途中お父さんに抱っこされて来た子もいれば、自分の足で上がってきた子もいたりして感心します。

途中の階段ですれ違った幼児さんは、両親から離れまいと黙々と一生懸命歩いていました。

こういう場面に出合えるのも参拝の楽しみの一つですよね。

こちらが励まされるというか、この子たちが大きくなった時にどんな国があれば素敵だろうかとか、そんなことを考えさせられるのでした。

帰り道では膝が笑うかもと心配していましたが、目的も果たしたということで軽やかに帰ります。

本宮の拝殿の後ろ

11時くらいだったでしょうか。

写真があっぱれな感じで申し訳ないのですが、とても綺麗な太陽で、近くにいた皆さんもカメラを向けていました。

こんぴらさんはどの場所からも太陽がよく見えて、山の中にいてもあまり暗いと感じることはなかったです。

木々もよく整備されています。

さて、本宮の広場まで戻って、御朱印をいただきます。

私が行った時は二種類あって、「いつもの御朱印」と「限定の御朱印」でした。

何も知らないので、素敵だと思った方を指差して「これにします」と言ったら限定の方。

限定の方は少しだけお高いのですが伊藤若冲のデザインでした。

そして金ピカです。

金ピカは嬉しい。

こんなん初めて見たよ!

御朱印集めを始めたばかりなのですが、何度もお参りする人にとっては限定デザインは嬉しいかもしれないですね。

家族はおみくじを買って楽しみました。

三人とも小吉。

どこかにハッと気づきをいただけたりするのでじっくり読むことをおすすめしたのですが、三人とも黙って目を通し、静かに結んで帰りました。

気づきが多かったのでしょうか。

美穂津姫社(みほつひめのやしろ)

参拝はこれで終わりかと思ったらまだありましたわ。

お守り授与所を通り越してさらに進んだところにありました。

大きな神社ってこんなものでしょうか。

神様、多すぎです。

出雲大社とか伊勢神宮とかまだ行ったことないです。

カメラ係は楽しいですが大変です。

本宮のご祭神であるオオモノヌシのお后様です。

・美穂津姫神(みほつひめのかみ)・・・造化三神のタカミムスビの娘。タカミムスビは独神(ひとりがみ)で性別もないとされていますが、神を生めるようです。生成の神ですもんね。オオモノヌシがオオクニヌシの和魂であるとされるわけですから、オオクニヌシの妻でもあるようで、オオクニヌシと合祀されていることもあります。なんかもうややこしいいぃぃ。

狛犬さんはここにもご健在。

胸を張って凛々しいタイプの狛犬さんでした。

蹲踞タイプのお行儀がよい感じです。

奥にはお馬さんもいたんですね。

広い境内に置くところがなかったとは思えないので、美穂津姫様、色々プレゼントされているみたいです。

女神様好みなのでしょうか、女性らしい柔らかなデザインの灯篭もセットでいただいたのかと思われるほどこちらの社殿に合っていました。

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